“鹿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか45.2%
41.9%
しし7.0%
1.1%
しゝ1.1%
じか1.1%
かこ0.5%
しヽ0.5%
0.5%
シヽ0.5%
ロク0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こいづば鹿でやべか。それ、鹿」と嘉十はひとりごとのやうにつて、それをうめばちさうのきました。
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
葉は厚く光っており、夏の末に咲く花は五味子のようで、熟した実は赤黒くて、形は蒸菓子鹿そっくりです。飯事に遣います。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
一日鹿に法然院を尋ねた後銀閣寺に入つてわたしは案内者の説明を聞いてゐる中、偶然以上のやうな事を感じて踵を囘した。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
でも、お師匠さん、すこし根下りの大丸髷に、水色鹿の手柄で、鼈甲が眼に残っていますって——黒っぽい透綾の着物に、腹合せの帯、襟裏水浅黄でしたってね。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
其れは隣村鹿盲唖院と云ふものを建てる趣意書を配つて応分の寄附金を勧誘するであつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
鹿なく山里じけむ嵯峨のあたりの——松風か、ぬるか、覺束なくひ、めてくほどに——
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
獵矢手挾み鹿追ふと
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
と、五六手前からり付けた。唖者子等は人の気勢いて、手に手に死人花を持つた横切つて、半町も無い鹿の盲唖院へ駆けて帰つた
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
ノ太キ格子テテ訪ネ来ル手ハ、黄八丈ノ着物ニ鹿リノ広帯ヲ締メ、オ河童ニ三ツノキ『リボン』ヲ附ク、今ヨリ約十八年ノ昔ナリ。名乗リ出デヨ吾ガ双生児ノ同胞
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
上布留の命は、嫋女ひによりて、馬じもの縄とりつけ、鹿じもの弓矢みて、大君の命畏み、天鄙辺退る。ふるごろも真土の山ゆ帰り来ぬかも(万葉集巻六)
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)