“鹿”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
しか45.2%
41.9%
しし7.1%
1.3%
しゝ1.3%
(その他)3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鹿”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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けれどもすぐそのあとで、私はマグロアールに、私の室にありましたフォレー・ノアールの鹿しかの皮を男の寝床に持たしてやりました。
するとその子は空を向いて、はあはあはあはあ笑い出しました。その声はまるで鹿しかの笛のようでした。それからやっとまじめになって、
〔出典〕風野又三郎(新字新仮名)/宮沢賢治(著)
と、京子は憎々し氣にお駒の頭髮かみを見入つた。
〔出典〕天満宮(旧字旧仮名)/上司小剣(著)
人混みを掻き分けて入ると、龜澤町のとある路地に、紅い鹿しぼり扱帶しごきで首を絞められた若い男が虚空こくうを掴んで死んで居るのでした。
〔出典〕銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩(旧字旧仮名)/野村胡堂(著)
次手ついでに云うと、この歌の一つ前に、「あしひきの山椿やまつばき咲く八峰やつを越え鹿しし待つ君がいはづまかも」(巻七・一二六二)というのがある。
〔出典〕万葉秀歌(新字新仮名)/斎藤茂吉(著)
女房に横面よこつらを打たれたのも、鹿ししたにの山荘をしたのも、しまいにこの島へ流されたのも、――しかし有王ありおう、喜んでくれい。
〔出典〕俊寛(新字新仮名)/芥川竜之介(著)
「女も、私よりずッと美しい、京鹿の帯をしめた娘でしょう」
〔出典〕江戸三国志(新字新仮名)/吉川英治(著)
「でも、お師匠しょさん、すこし根下りの大丸髷おおまるまげに、水色鹿の手柄で、鼈甲べっこうくしが眼に残っていますって――黒っぽい透綾すきやの着物に、腹合せの帯、襟裏えりうら水浅黄みずあさぎでしたってね。そうだ、帯上げもおなじ色だったので、大粒な、珊瑚珠さんごじゅ金簪きんかんざしが眼についたって。」
〔出典〕市川九女八(新字新仮名)/長谷川時雨(著)
其れは隣村となりむら鹿しゝたに盲唖院まうあゐんと云ふものを建てる趣意書を配つて応分の寄附金を勧誘くわんいうするためであつた。
〔出典〕蓬生(新字旧仮名)/与謝野寛(著)
鹿しゝが谷尼は磬うつ椿ちるうぐひす啼きて春の日くれぬ
〔出典〕恋衣(新字旧仮名)/山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
獵矢さつや手挾み鹿かこ追ふと
〔出典〕花守(旧字旧仮名)/横瀬夜雨(著)
と、五六けん手前てまへからしかり付けた。唖者をし子等こらは人の気勢けはひおどろいて、手に手にあか死人花しびとばなを持つたまヽはたけ横切よこぎつて、半町も無い鹿しヽたにの盲唖院へ駆けて帰つた
〔出典〕蓬生(新字旧仮名)/与謝野寛(著)
ぼうやの鹿しかからはなしをきくと、お父さん鹿じかとお母さん鹿じかは口をそろえて、
〔出典〕里の春、山の春(新字新仮名)/新美南吉(著)
イソ上布留カミフルの命は、嫋女タワヤメマドひによりて、馬じもの縄とりつけ、鹿シヽじもの弓矢カクみて、大君の命畏み、天サカ鄙辺ヒナベ退マカる。ふるごろも真土マツチの山ゆ帰り来ぬかも(万葉集巻六)
〔出典〕相聞の発達(新字旧仮名)/折口信夫(著)
鹿ロクハ走ッテ長安ニ入ル
〔出典〕三国志:03 群星の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)