鹿じか)” の例文
鹿じかなく山里やまざとえいじけむ嵯峨さがのあたりのあきころ——みねあらし松風まつかぜか、たづぬるひとことか、覺束おぼつかなくおもひ、こまはやめてくほどに——
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぼうやの鹿しかからはなしをきくと、お父さん鹿じかとお母さん鹿じかは口をそろえて
里の春、山の春 (新字新仮名) / 新美南吉(著)