“馴鹿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
となかい66.7%
トナカイ27.8%
となかひ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羊歯や馴鹿となかい苔が岩の腹に喰いついているのが認められるだけで、人が住んでいるようなしるしは、なにひとつ見あたらなかった。
海豹島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そういって、その瓶を目よりも高く差し上げると、また飛び跳ねる馴鹿トナカイの仔のように活溌に走り出した。素足の裏が白く白くかえった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
角いかめしき馴鹿となかひ
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)