“鼯鼠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むささび66.7%
ムサヽビ16.7%
のぶすま8.3%
ムササビ8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つい此頃も、朱雀大路しゅじゃくおおじの植え木の梢を、夜になると、鼯鼠むささびが飛び歩くと言うので、一騒ぎした位である。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
一首の意は、鼯鼠むささびが、林間のこずえを飛渡っているうちに、猟師に見つかってられてしまった、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一匹の鼯鼠むささびが走って来た。栗色のいたちが飛び出した。二匹ははげしく格闘した。鼬はくびを噛み切られた。赤黒い血が流れ出た。それが春陽に蒼光った。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あるいは鼯鼠むささびの一類にバンドリというものがあって、蓑を着た形がこれと似ているからとも見られるが、その獣は何故なにゆえにそういうかは、やはりまた不明であった。
ここに、その物音とは別に、天狗の評定岩から傾斜している、栗の密林を、雷鳥か、鼯鼠むささびかと怪しまれるような迅さで、悪魔の群へ向って、ザザザザザザッと駈け降りてきた人影。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つい此頃も、朱雀大路シユジヤクオホヂの植ゑ木の梢を、夜になると、鼯鼠ムサヽビが飛び歩くと言ふので、一騷ぎした位である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
つい此頃も、朱雀大路シユジヤクオホヂの植ゑ木の梢を、夜になると、鼯鼠ムサヽビが飛び歩くと言ふので、一騷ぎした位である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
侍「左様さ拙者は是迄恐ろしい怖いというものに出会った事はないが、鼯鼠のぶすまに両三度出会った時は怖いと思ったね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
つい此頃も、朱雀大路シユジヤクオホヂの植ゑ木の梢を、夜になると、鼯鼠ムササビが飛び歩くと言ふので、一騒ぎした位である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)