“鼯鼠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むささび71.4%
ムサヽビ14.3%
のぶすま7.1%
ムササビ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一匹の鼯鼠むささびが走って来た。栗色のいたちが飛び出した。二匹ははげしく格闘した。鼬はくびを噛み切られた。赤黒い血が流れ出た。それが春陽に蒼光った。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
つい此頃も、朱雀大路シユジヤクオホヂの植ゑ木の梢を、夜になると、鼯鼠ムサヽビが飛び歩くと言ふので、一騷ぎした位である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
侍「左様さ拙者は是迄恐ろしい怖いというものに出会った事はないが、鼯鼠のぶすまに両三度出会った時は怖いと思ったね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
つい此頃も、朱雀大路シユジヤクオホヂの植ゑ木の梢を、夜になると、鼯鼠ムササビが飛び歩くと言ふので、一騒ぎした位である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)