“麒麟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりん97.3%
キリン2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左のほうの老僧と小僧のいる方の壁にも壁画があって、獅子しし麒麟きりんのようなものが画いてあったがそれも隻方かたほうの眼が潰れていた。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
もし又乙は麒麟きりんの身長を理想的の身長としてゐるならば、麒麟よりも身長の短かい子爵はやはり乙の不賛成を覚悟しなければならぬ筈である。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
麒麟きりんの走獣に於ける、鳳凰ほうおうの飛鳥に於ける、泰山たいざん丘垤きゅうてつに於ける、河海かかい行潦こうろうに於けるは類なり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
I博士が動物園をあずかっていた頃、世間に何か目出度いことがあって、その記念として、動物園では夫婦者の麒麟きりんを購うことに決めた。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
一身を物的境遇より退しりぞかせて、心的境遇に入らしむることも、これまた麒麟きりん老ゆるも駑馬どばに劣るに至らざる工夫くふう
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
——人中ノ龍象リュウゾウ。天上ノ麒麟キリン
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)