“玉麒麟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょくきりん50.0%
ぎょっきりん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに玉麒麟ぎょくきりん盧俊儀ろしゅんぎがおる! わしが相手を斬り伏せ叩き伏せたら、きさまは人夫をとくして、それらの賊どもを片ッ端から車の上に積んでしまえ! 泰山詣たいざんもうでの土産みやげとして
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
力で見せ、血で物をわからせるしか、意志のとどく相手ではないと思った。だからこの一刹那からの彼のまさに名にしおう河北かほくの三ぜつ(傑物ノコト)玉麒麟ぎょくきりんその者の本相だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは驚いた、いやあきれましたな。ほんとうの姓名は盧俊儀ろしゅんぎ——それまでをいわなくても、玉麒麟ぎょっきりんといえば、河北はおろか、四百余州知らぬ者はないはずだがの」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、おふた方とも、今日まで、河北かほく玉麒麟ぎょっきりんをご存じなかったのですか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)