“玉簾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまだれ35.3%
たますだれ29.4%
ぎょくれん11.8%
ぎよくれん11.8%
たまのすだれ5.9%
タマダレ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家臣と雖も男子は禁制されていた玉簾の奥ふかきあたりへ座頭ばかりは自由に出入を許されていたのである。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
訶和郎兵士たちの間を脱けると、宮殿の母屋の中へ這入っていった。そうして、広間の裏へ廻って尾花で編んだ玉簾隙間から中をいた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
従来、主上と申し奉るは深い玉簾の内にこもらせられ、人間にかわらせたもうようにわずかに限りある公卿たちのほかには拝し奉ることもできないありさまであった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
東北は山又山を重ねて、琅玕玉簾深く夏日のるべきをりたれば、四面遊目に足りて丘壑の富をにし、林泉のめ、又有るまじき清福自在の別境なり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
春にいたりにつもりし雪まづとけて葉をいださぬ木の森をなしたるに、滝の水烟ひしがとなり氷柱となりて玉簾をかけしたるやうなるは、これも又たぐふべきものなし。
雲の上は、ありし昔にかはらねど、見し玉簾の うちやゆかしき
鸚鵡小町 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)