“たまだれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タマダレ
語句割合
玉簾70.0%
玉垂20.0%
玉雫10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此消息このせうそく人目ひとめせきはヾかりもなく、玉簾たまだれやすやすえて、るは邂逅たまなる令孃ひめ便たよりをさとし日毎ひごとるばかり、事故よしありげなるこヽろそこも、此處こヽにはじめて朧々おぼろ/\わかれば
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
敷妙しきたへ袖交そでかへしきみ玉垂たまだれのをちぎぬまたはめやも 〔巻二・一九五〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
古寺の軒端のきばからも玉雫たまだれが落ちて瓔珞ようらくの音をたてる。外はしめやかな時雨。柴の乾きがよいので、炉では焚火の色が珊瑚さんごを見るよう。お絹は飽かずに語りつづける。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)