“兵士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へいし70.6%
つはもの5.9%
つわもの5.9%
ジヤツク2.9%
ネイブ2.9%
へいたい2.9%
いくさびと2.9%
サージャント2.9%
ジアツク2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう注意ちゅういしてやると、後方こうほうから、前線ぜんせんおくられたばかりの、わか兵士へいし一人ひとりが、目前もくぜんで、背嚢はいのうをおろして、そのうちあらためていました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
兵士つはものはしかく死すべししかれども煙はれつつその影も無し
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
その夜から、奴国なこくの野心ある多くの兵士つわものたちは、不弥うみの女を捜すために宮を発った。彼らの中に荒甲あらこという一人の兵士があった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
その兵士は、トランプのクラブの兵士ジヤツクのやうな服装で身を固めて居ります。さうして左の手に持つた軍刀が、キラキラと月の光に映えます。
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
そりゃこそたいへん、兵士ネイブ御折檻ごせっかんなすった。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
強い咳払いを一つ、わざと三つまで続けて、其女の方の言葉を紛らそうとしたのは、其兄上らしい三十近い兵士へいたいさんでした。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
兵士いくさびとを隱し伏せ、鎧を衣の中にせて、河の邊に到りて、船に乘らむとする時に、その嚴飾かざれる處をみさけて、弟王その呉床あぐらにいますと思ほして、ふつにかぢを取りて船に立ちませることを知らず
でも士官オフィサーは信二たちの客ではなかった。楽団は兵士サージャントのために招かれていたのだった。
その一年 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
兵士ジアツクは旗を持て 驢馬は鈴を掻き鳴らせ!
暁と夕の詩 (新字旧仮名) / 立原道造(著)