“いくさびと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軍人58.3%
軍士8.3%
軍民8.3%
兵士8.3%
戦人8.3%
戦士8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されどヴァティカーノ、その他ローマの中の選ばれし地にてピエートロに從へる軍人いくさびと等の墓となりたる所はみな 一三九—一四一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ここを以ちて軍士いくさびとの中に力士ちからびと輕捷はやきを選りつどへて、宣りたまはくは
(今は久須婆といふ。)またその逃ぐる軍を遮りて斬りしかば、鵜のごと河に浮きき。かれその河に名づけて、鵜河といふ。またその軍士いくさびとを斬りはふりき。かれ、其地に名づけて波布理曾能はふりその一二といふ。
翁いふ。吾主わぬし遠くゆき給ひて後は、夏のころより干戈かんくわふるひ出でて、里人は所々にのがれ、わかき者どもは軍民いくさびとに召さるるほどに、一四一桑田さうでんにはかに狐兎ことくさむらとなる。
二七心々の世の中となりしほどに、老いたるは山に逃竄にげかくれ、二八わかきは軍民いくさびとにもよほされ、けふは此所を焼きはらふ、あすは敵のよせ来るぞと、女わらべ東西をちこちに逃げまどひて泣きかなしむ。
兵士いくさびとを隱し伏せ、鎧を衣の中にせて、河の邊に到りて、船に乘らむとする時に、その嚴飾かざれる處をみさけて、弟王その呉床あぐらにいますと思ほして、ふつにかぢを取りて船に立ちませることを知らず
源家の戦人いくさびとである祖先たちは、どれほど、この世に修羅しゅらを作ったかしれない。父の義親よしちかや、従兄いとこ義朝よしともが殺した人間の数だけでも、千塔万塔を建ててもおよばぬくらいな罪業であろう。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戦士いくさびと守護神まもりがみ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)