“嚴飾”の読み方と例文
読み方割合
かざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに父答へて曰はく、「こは大君にますなり。かしこし、が子仕へまつれ」といひて、その家を嚴飾かざりて、さもらひ待ちしかば、明日あすのひ入りましき。
兵士いくさびとを隱し伏せ、鎧を衣の中にせて、河の邊に到りて、船に乘らむとする時に、その嚴飾かざれる處をみさけて、弟王その呉床あぐらにいますと思ほして、ふつにかぢを取りて船に立ちませることを知らず