-
トップ
>
-
嚴命
四番めの
大伴の
大納言は、
家來どもを
集めて
嚴命を
下し、
必ず
龍の
首の
玉を
取つて
來いといつて、
邸内にある
絹、
綿、
錢のありたけを
出して
路用にさせました。
玄關に送り出せしかば生駒家の
用人金子忠右衞門玄關に
手を
突今日
嚴命に因て主人生駒
大内藏へ貴君樣を
何うしても
私共の
手にのらぬやんちやなれば
貴君から
叱つて
下され、
第一
湯呑みで
呑むは
毒でござりましよと
告口するに、
結城は
眞面目になりてお
力酒だけは
少しひかへろとの
嚴命