“綿”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わた81.8%
めん12.1%
カボック3.0%
カポック1.5%
ワータ1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“綿”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
宗助も厚い綿わたの上で、一種の静かさを感じた。瓦斯の燃える音がかすかにしてしだいに背中からほかほか煖まって来た。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
白いレエスの掛つた窓を開けると、何時いつ何処どこにあるのか知らないが白楊はくやうの花の綿わたが飛んで来る
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
捺染物なせんもの綿めんネルやまた家具の如きも、産額は大きなものでありますが商品にとどまるというだけであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
彼のうしろに取り残された一本の柳をたてに、彼は綿めんフラネルの裏の付いた大きな袋を両手で持ちながら、見物人を見廻した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
綿カボックの木と椰子との密林を行けば、地上に淡紅色の晝顏が點々として可憐だ。
怒鳴り疲れた妻が一寸ちょっと息を切って椰子水に咽喉を潤おす段になって、やっと、今迄盛んに空中に撒き散らされた罵詈が綿カボックの木の棘の様にチクチクと彼の皮膚を刺すのを感じた。
南島譚:02 夫婦 (新字新仮名) / 中島敦(著)
綿カポックの木と椰子ヤシとの密林を行けば、地上に淡紅色の昼顔が点々として可憐だ。
冷たいホーロドノ綿ワータではなくて、玄関番は、ちょっと寒いめですね、と云ったのだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)