“情緒纏綿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうしょてんめん50.0%
じょうちょてんめん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この情緒纏綿(じょうしょてんめん)たる手紙は、新婚(しんこん)当時の手紙ではない。結婚十数年、ヘルン既に五十歳(さい)を過ぎ、二人の男児と一人の女児の親となってる晩年の手紙である。
あるひはまた細流(さいりゅう)に添ふ風流なる柴垣(しばがき)のほとりに侍女を伴ひたる美人佇立(たたず)めば、彼方(かなた)なる柴折戸(しおりど)より美しき少年の姿立出(たちい)で来れるが如き、いづれも情緒纏綿(じょうしょてんめん)として尽きざるものなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
博士が封を切って中を読んでみると、巻紙の上には情緒纏綿(じょうちょてんめん)たる美辞(びじ)が連(つら)なって居り、切(せつ)に貴郎(あなた)のお出(い)でを待つと結んで、最後に大博士王水険上(じょう)と初めて差出人の名が出て来た。
会いたかった見たかった……情緒纏綿(じょうちょてんめん)たる光景なので、ついポッカリ口をあけた茨右近が、自分の家だけれどはいっていいのか悪いのか、土間に立ってボンヤリ眺めていると、御意見無用
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)