“綿帽子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わたぼうし50.0%
わたばうし33.3%
ワタボオシ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その親房は、ことし八歳の義良親王を綿帽子(わたぼうし)にくるんで馬の鞍(くら)ツボに抱いていた。——しょせん、輿(こし)では道もはかどらず、駕輿丁(かよちょう)の者も、雪の歩行にたえられぬからだった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桟敷(さじき)のこゝかしこに欲然(もえたつ)やうな毛氈(まうせん)をかけ、うしろに彩色画(さいしきゑ)の屏風(びやうぶ)をたてしはけふのはれなり。四五人の婦みな綿帽子(わたばうし)したるは辺鄙(へんび)に古風を失(うしなは)ざる也。
旧来の通称の儘のは、茶珍(チヤチン)・徳珍(トクチン)・鈍宝(ドンボオ)・道木(ドオキ)・綿帽子(ワタボオシ)・仕合(シヤワセ)・午造(ゴゾオ)・宝楽(ホオラク)・雷(カミナリ)・鳶(トビ)・鍋釜(ナベカマ)などいふ、思案に能はぬのもある。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)