“麦稈帽子”のいろいろな読み方と例文
旧字:麥稈帽子
読み方割合
むぎわらぼうし77.8%
むぎわらばうし22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は麦稈帽子むぎわらぼうしかぶった妹の手を引いてあとから駈けました。少しでも早く海の中につかりたいので三人は気息いきを切って急いだのです。
溺れかけた兄妹 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
紫のリボンがついだ子供の麦稈帽子むぎわらぼうし、そのリボンに「軍艦海神号」と金文字で書いてあるのを彼に与えたものがある。
運河には石の眼鏡橋めがねばし。橋には往来わうらい麦稈帽子むぎわらばうし。——忽ちおよいで来る家鴨あひるの一むれ。白白しろじろと日に照つた家鴨の一むれ。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
麦稈帽子むぎわらばうしつてた。
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)