“白白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらじら40.0%
しろしろ20.0%
しろじろ20.0%
ぺいぺい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝三人づれの村の者は、台地の下で悲しみ沈んでいたわかい漁師を見つけて声をかけた。壮い漁師は白白しらじらと明けた朝の光が眼に入らないような風で、じっと人びとの顔を見ていたが
月光の下 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白白しろしろのオフェリアが、大きな百合かと漂つてゐたと。
運河には石の眼鏡橋めがねばし。橋には往来わうらい麦稈帽子むぎわらばうし。——忽ちおよいで来る家鴨あひるの一むれ。白白しろじろと日に照つた家鴨の一むれ。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ある朝、馬貫之マクアンシの犬の『白白ぺいぺい』が火のついたように吠えた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)