白白しらじら)” の例文
朝三人づれの村の者は、台地の下で悲しみ沈んでいたわかい漁師を見つけて声をかけた。壮い漁師は白白しらじらと明けた朝の光が眼に入らないような風で、じっと人びとの顔を見ていたが
月光の下 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白白しらじらうかびちり、あはれ早や沈みくるめく。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)