“しらじら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白々94.0%
白白4.0%
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐ其処に、橋の北側の欄干に背をもたせ、橋の上にじかに坐って両足を投げ出し、月の光を正面から白々しらじらと受けて、二人の女がいた。
人間繁栄 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
白白しらじらうかびちり、あはれ早や沈みくるめく。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
それ、それ見なさい、親孝行の、正直者の雅之を瞞着だまくらかして、散々金を取つた上に懲役に遣つたに相違無いと云ふ一札いつさつをこの通り入れたぢやないか、これでもしらじらしい顔をしてゐるのか
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)