“しろ/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
白々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほゝのかゝり白々しろ/″\と、なかにも、圓髷まるまげつた細面ほそおもて氣高けだかひん女性によしやうの、もつれたびんつゆばかり、面窶おもやつれした横顏よこがほを、またゝきもしないさうひとみ宿やどした途端とたんに、スーとりて、いた
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あつさに一まいしめのこした表二階おもてにかい雨戸あまど隙間すきまからのぞくと、大空おほぞらばかりはくもはしつて、白々しろ/″\と、おとのないなみかとせて、とほりをひとへだてた、むかうのやしき板塀越いたべいごしに、裏葉うらはかへつてあきゆる
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ところ旦那樣だんなさま別嬪べつぴんさんが、うやつて、手足てあし白々しろ/″\座敷ざしきなかすゞんでなさいます、周圍まはりを、ぐる/\と……とこからつぎ簀戸よしどはううらから表二階おもてにかいはうと、横肥よこぶとりにふとつた
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)