“横顏”のいろいろな読み方と例文
新字:横顔
読み方割合
よこがほ83.3%
プロフイイル16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むきへて、團扇うちはげて、すらりとつた。美人びじんには差覗さしのぞく……横顏よこがほほ、くつきりと、びん艷増つやましたが、生憎あいにくくさくらかつた。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
御覽ごらん其所そこおけばお光は會釋ゑしやく行燈あんどう引寄ひきよせしきりに見るそばで茶を菓子くわしすゝめながら其の横顏よこがほをつく/″\とながめてこゝろおもふやう自分じぶんの方からふくるを待ちおや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
京都は常に多くの漫遊者を扱ひ慣れて居るから、旅人として向ふに氣が付かせずに、その横顏プロフイイルを覗き込むといふことは出來ない。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
そして、青木さんの横顏プロフイイルに——やみの中にうかんでゐるくつきりした横顏プロフイイルにちらと視線しせんをそゝいだが、すぐにをしばしばさせて、くちびるをかみながらまたうつ向いてしまつた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)