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鬢
ふりがな文庫
“鬢”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
びん
97.2%
びんずら
1.4%
びんづら
0.7%
かみ
0.2%
ひげ
0.2%
ビン
0.2%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びん
(逆引き)
いずれも
鬢
(
びん
)
の毛を長く垂れて、尖った口を持った人びとで、ひとりの白衣の老人を先に立てて、李の前にうやうやしく礼拝しました。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鬢(びん)の例文をもっと
(50作品+)
見る
びんずら
(逆引き)
立って、
衣紋
(
えもん
)
を正した時、学士の膝は濡れていた。が、
鬢
(
びんずら
)
の梅の
雫
(
しずく
)
ではない、まつげのそよぎに、つらぬきとめぬ露であった。——
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬢(びんずら)の例文をもっと
(6作品)
見る
びんづら
(逆引き)
其
(
そ
)
の
雪洞
(
ぼんぼり
)
の
消
(
き
)
えた
拍子
(
ひやうし
)
に、
晃乎
(
きらり
)
と
唯吉
(
たゞきち
)
の
目
(
め
)
に
留
(
とま
)
つたのは、
鬢
(
びんづら
)
を
拔
(
ぬ
)
けて
草
(
くさ
)
に
落
(
お
)
ちた
金簪
(
きんかんざし
)
で……
濕
(
しめ
)
やかな
露
(
つゆ
)
の
中
(
なか
)
に、
尾
(
を
)
を
曳
(
ひ
)
くばかり、
幽
(
かすか
)
な
螢
(
ほたる
)
の
影
(
かげ
)
を
殘
(
のこ
)
したが、ぼう/\と
吹亂
(
ふきみだ
)
れる
可厭
(
いや
)
な
風
(
かぜ
)
に
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬢(びんづら)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
かみ
(逆引き)
箒を堂の
縁下
(
えんした
)
に差置き、
御手洗
(
みたらし
)
にて水を
掬
(
すく
)
い、
鬢
(
かみ
)
掻撫
(
かきな
)
で、清き
半巾
(
ハンケチ
)
を
袂
(
たもと
)
にし、階段の下に、
少時
(
しばし
)
ぬかずき拝む。静寂。きりきりきり、はたり。
何処
(
どこ
)
ともなく
機織
(
はたおり
)
の音聞こゆ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬢(かみ)の例文をもっと
(1作品)
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ひげ
(逆引き)
工場を怠け、学校はお留守にし、
鬢
(
ひげ
)
を生やした憲兵の間抜けな眼を嘲っては、動こうともしない獣の足を引きずりながら、「新しい歌」を掠め歩いた。
二十歳のエチュード
(新字新仮名)
/
原口統三
(著)
鬢(ひげ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ビン
(逆引き)
三十八九の時、信二をもったので息子の年の割に母親は
老
(
ふ
)
けて居て
鬢
(
ビン
)
はもう随分白く額なんかに「涙じわ」が寄って居る。
千世子(二)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
鬢(ビン)の例文をもっと
(1作品)
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鬢
漢検1級
部首:⾽
24画
“鬢”を含む語句
鬢髪
両鬢
鬢付
霜鬢
小鬢
鬢櫛
乱鬢
糸鬢奴
鬢掻
雲鬢
鬢附
鬢毛
鬢附油
糸鬢
堅鬢付
横鬢
鬢盥
片鬢
鬢付油
鬢糸
...
“鬢”のふりがなが多い著者
泉鏡花
吉川英治
泉鏡太郎
中里介山
徳田秋声
島崎藤村
夏目漱石
野村胡堂
岡本綺堂
山本周五郎