“乱鬢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らんびん66.7%
みだれびん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言下(ごんか)に勿焉(こつえん)と消えし刃(やいば)の光は、早くも宮が乱鬢(らんびん)を掠(かす)めて顕(あらは)れぬ。啊呀(あなや)と貫一の号(さけ)ぶ時、妙(いし)くも彼は跂起(はねお)きざまに突来る鋩(きつさき)を危(あやふ)く外(はづ)して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
帰途(かえり)を案じていた作左衛門夫婦は、声に愕(おどろ)いて出てみると、五平は肩先から鮮血を流して、乱鬢(らんびん)のままへたばっていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
且つその狂か、痴(ち)か、いずれ常識無き阿房(あほう)なるを聞きたれば、驚ける気色も無くて、行水に乱鬢(みだれびん)の毛を鏡に対して撫附(なでつ)けいたりけり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その背後(うしろ)から、物の影のように現われたのは、彰義隊士(しょうぎたいし)日下部欽之丞(くさかべきんのじょう)、二十四五の絵に描いたような美男ですが、軽傷(あさで)を受けた上、幾人か斬った返り血が、乱鬢(みだれびん)と、蒼い頬と
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)