“軽傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすで66.7%
あさで33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良「孝助殿はどうも遁れ難い剣難じゃ、なに軽くて軽傷うすで、それで済めば宜しいが、何うも深傷ふかでじゃろう、間が悪いと斬り殺されるという訳じゃ、どうもこれは遁れられん因縁じゃ」
小一郎だ、岩を背負い、軽傷うすでも負わぬか、たじろぎもせず、刀を付けて構え込んだ。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その背後うしろから、物の影のように現われたのは、彰義隊士しょうぎたいし日下部欽之丞くさかべきんのじょう、二十四五の絵に描いたような美男ですが、軽傷あさでを受けた上、幾人か斬った返り血が、乱鬢みだれびんと、蒼い頬と
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)