“うすで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄手49.0%
薄傷38.8%
微傷4.1%
軽傷4.1%
各〻薄傷2.0%
薄出2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し薄手うすでを負わされた八五郎が、寺本山平を送るとすっかり元気になって、平次と一緒に家路を急ぎながら、相変らず絵解きを迫ります。
少し薄傷うすでを負はされた八五郎が、寺本山平を送るとすつかり元氣になつて、平次と一緒に家路を急ぎながら、相變らず繪解きを迫ります。
「いずれも微傷うすでゆえ大丈夫でござる。……が、あのような経験は、拙者、一度で充分でござる」
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
小一郎だ、岩を背負い、軽傷うすでも負わぬか、たじろぎもせず、刀を付けて構え込んだ。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それに力を得て、こんがらの太刀は俄かに鋭くなったが、久八と小六は、不意を衝かれた上に、各〻薄傷うすでをうけ、しどろもどろの浮足となる。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と側にあった一合入りのさかずきりました。前には能くお屋敷で陶器やきもの薄出うすでの盃が出ました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)