“薄傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすで95.0%
うすきず5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かえって、その二人などが、真っ先に、割りつけられ、後もみな深傷ふかで薄傷うすで与惣兵衛よそべえなど、ここまで気丈に帰って来たが、ひと口、水を
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
少し薄傷うすでを負はされた八五郎が、寺本山平を送るとすつかり元氣になつて、平次と一緒に家路を急ぎながら、相變らず繪解きを迫ります。
まんじ巴になつた激しい爭ひの後、ガラツ八が剃刀の薄傷うすきずを負ひ乍ら、やうやく喜八と周吉の二人を取つて押へたことは言ふ迄もありません。