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薄縁
ふりがな文庫
“薄縁”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うすべり
96.2%
うすべ
3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすべり
(逆引き)
血に染んだ部屋、檢死の後で一應清めた相で、生濕りの上に
薄縁
(
うすべり
)
などを敷いて、その上に床を取り、死骸を其處に寢かしてあります。
銭形平次捕物控:257 凧糸の謎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
僕は始めから千代子と一つ
薄縁
(
うすべり
)
の上に坐るのを快く思わなかった。僕の高木に対して
嫉妬
(
しっと
)
を起した事はすでに明かに自白しておいた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
薄縁(うすべり)の例文をもっと
(50作品+)
見る
うすべ
(逆引き)
方丈
(
はうぢやう
)
の室に近い書斎の隅には新らしい
薄縁
(
うすべ
)
りが一枚あり、その上には虫干しでも始まつたやうに古手紙が何本も並んでゐた。先生は僕にかう言つた。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこにはもう僕のほかにも
薄縁
(
うすべ
)
りを張った腰かけの上に何人も腰をおろしていた。しかし一番目立ったのは
黒縮緬
(
くろちりめん
)
の羽織をひっかけ、何か雑誌を読んでいる三十四五の女だった。
冬
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
薄縁(うすべ)の例文をもっと
(2作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
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薄
薄暗
薄紅
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薄暮
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
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