“薄氷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はくひょう30.0%
うすらひ26.7%
うすごおり20.0%
うすらい10.0%
うすひ6.7%
うすごお3.3%
はくひよう3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“薄氷”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
実際はその享楽家的な外貌がいぼうの下に戦々兢々せんせんきょうきょうとして薄氷はくひょうむような思いの潜んでいることを
彼の家来の目には薄氷はくひょうを踏むような危険にみちた道を、主たる彼のみが常に自信をもって踏み渡っていた。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「ツインガレラの顔は脂粉しふんに荒らされてゐる。しかしその皮膚ひふの下には薄氷うすらひの下の水のやうに何かがまだかすかにほのめいてゐる。」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
水杭の根に薄氷うすらひがからみ、折蘆のあいだで、チチと鋭い千鳥の声がきこえる。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
白い素足を闇に見せて、お綱は向うへ走って行った。御手洗みたらしに張った薄氷うすごおりを割って、小柄杓こびしゃくに水をすくったのである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吸いとられるような眼つきで、薄氷うすごおりの張った池のおもてをジッと見つめている。
だが——一党四十幾名の生命をになって、薄氷うすらいを踏んでいるのだ。亀裂ひびを見たら、もう全部の潰滅かいめつである。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薄氷うすらいを割って、勘六は腰まで水の中につかっていた——萠黄股引もえぎももひき夜討草鞋ようちわらじの片足を高く宙に揚げて。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水の田に薄氷うすひただよふ春さきはひえびえとよし映る雲行くもゆき
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
水の田に薄氷うすひただよふ春さきはひえびえとよし映る雲行くもゆき
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
天竜川の川べをゆけば、畑に桑の枝は束ねられ、田の薄氷うすごおれるに子どもはスケートをしている。
雪の武石峠 (新字新仮名) / 別所梅之助(著)
たび薄氷はくひようおもひして一段を昇る時、貴婦人はその帯の解けたるを見て、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)