“春日和”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はるびより66.7%
ハルビヨリ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目をあげると、東の方春日のもりは、谷陰になって、ここからは見えぬが、御蓋みかさ山・高円たかまど山一帯、頂が晴れて、すばらしい春日和はるびよりになって居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
駕籠かごつてかうかとおもつたけれど、それも大層たいそうだし、長閑のどか春日和はるびよりを、麥畑むぎばたけうへ雲雀ひばりうたきつゝ、ひさりで旅人たびびとらしい脚絆きやはんあしはこぶのも面白おもしろからう、んの六ぐらゐの田舍路ゐなかみち
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
目をあげると、東の方春日カスガモリは、谷陰になつて、こゝからは見えぬが、御蓋ミカサ山・高円タカマド山一帯、頂が晴れて、すばらしい春日和ハルビヨリになつて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)