“春日山”の読み方と例文
読み方割合
かすがやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弘治こうじ三年(一五五七)七月、越後えちごのくに春日山かすがやまの城中では、いま領主うえすぎ謙信けんしんを首座として、信濃しなのへ出陣の軍議がひらかれていた。
城を守る者 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それは春日山かすがやま駅といって、直江津と高田との中間にある小駅だった。ちょうど東京方面へゆく列車が出ようという間ぎわだった。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さて去年、越中に出馬して、辺境の乱を討伐した謙信は、居城春日山かすがやまへ帰って、よろいを解くいとまもなく、またまた上州厩橋うまやばしの管領上杉家から
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)