“小春日”の読み方と例文
読み方割合
こはるび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときふゆ小春日こはるびかへざきにもあや何處いづこにかたる。昌黎しやうれいきつおもてにらまへてあり。韓湘かんしやう拜謝はいしやしていはく、小姪せうてつ藝當げいたうござさふらふりてしよまずまたまなばざるにてさふらふ
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
唯冬とのせめぎ合ひに荒荒しい力を誇るだけである。同時に又椎の木は優柔でもない。小春日こはるびたはむれるくすの木のそよぎは椎の木の知らない気軽さであらう。椎の木はもつと憂鬱である。
わが散文詩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小春日こはるび曇硝子くもりガラスにうつりたる
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)