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韓湘
読み方 | 割合 |
かんしやう | 50.0% |
かんしょう | 50.0% |
於茲手を
取りて
泣きぬ。
韓湘慰めて
曰く、
愴むこと
勿れ、
吾知る、
公恙あらず、
且つ
久しからずして
朝廷又公を
用ふと。
韓湘唯々と
畏りて、
爪を
噛むが
如くにして、ぽつ/\と
何か
撮んで
食ふ。
其の
状我が
國に
豌豆豆を
噛るに
似たり。
と、
韓湘が道術をもって
牡丹花の中に金字で
顕したという、一
聯の句を
口吟む若山の声が聞えて
止んだ。