韓湘かんしやう)” の例文
於茲こゝにおいてりてきぬ。韓湘かんしやうなぐさめていはく、いたむことなかれ、われる、きみつゝがあらず、ひさしからずして朝廷てうていまたきみもちふと。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
韓湘かんしやう唯々ゐゝかしこまりて、つめむがごとくにして、ぽつ/\となにつまんでふ。さまくに豌豆豆ゑんどうまめかじるにたり。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ときふゆ小春日こはるびかへざきにもあや何處いづこにかたる。昌黎しやうれいきつおもてにらまへてあり。韓湘かんしやう拜謝はいしやしていはく、小姪せうてつ藝當げいたうござさふらふりてしよまずまたまなばざるにてさふらふ
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)