“かんしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疳性42.3%
癇性23.1%
癇症11.5%
鑑賞11.5%
韓湘3.8%
奸商3.8%
感賞3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疲労したあまり不機嫌になつた大石練吉は、手荒く疳性かんしやうに衣裳をくるくると巻きながらいつもよりも激しくその切れ目をぱちぱちさせて云つた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
持ち前の癇性かんしやうを運んで、ぴんと靜かな聽衆の耳に響いたと思はれたので、この演奏會のレコード破りをやつたやうな申しわけ無さを感じた。
金は馬に喰はせるほど持つてゐるが、恐ろしい癇症かんしやうで、醜男ぶをとこと女は大嫌ひ、螢澤に浪宅を構へて、男ばかりの世帶。
な、俗物ぞくぶつ信心しん/″\文学者ぶんがくしや即ちおん作者さくしや様方さまがた生命せいめいなれば、な、俗物ぞくぶつ鑑賞かんしやうかたじけなふするはおん作者さくしや様方さまがた即ち文学者ぶんがくしや一期いちご栄誉えいよなれば、之を非難ひなんするは畢竟ひつきやう当世たうせい文学ぶんがくらざる者といふべし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
於茲こゝにおいてりてきぬ。韓湘かんしやうなぐさめていはく、いたむことなかれ、われる、きみつゝがあらず、ひさしからずして朝廷てうていまたきみもちふと。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
韓湘かんしやう唯々ゐゝかしこまりて、つめむがごとくにして、ぽつ/\となにつまんでふ。さまくに豌豆豆ゑんどうまめかじるにたり。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其方儀貞實ていじつ信義しんぎ烈女れつぢよ民間みんかんにはまれなる者なり汝が貞心ていしん天もかんずる所にしてかくをつとが無實の罪明白に成事感賞かんしやうたへたりとて厚く御褒詞はうし有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)