“褒詞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうし60.0%
はうし20.0%
ほめことば20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治五年新富町しんとみちょうの劇場舞台開きをなせし時、新柳二橋しんりゅうにきょうの歌妓両花道に並んで褒詞ほうしを述べたる盛況は久しく都人の伝称せし所なりけり。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
其方儀貞實ていじつ信義しんぎ烈女れつぢよ民間みんかんにはまれなる者なり汝が貞心ていしん天もかんずる所にしてかくをつとが無實の罪明白に成事感賞かんしやうたへたりとて厚く御褒詞はうし有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いつか学士が、あなたは天使のようだとったが、そういう褒詞ほめことばを受けて恥じなくてはならないような気はしない。今のように冷淡に傾いて来たのは、それは疲れたのである。極端に疲れたのである。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)