“ほめことば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホメコトバ
語句割合
誉詞25.0%
讃辞25.0%
褒詞12.5%
誉言葉12.5%
讚詞12.5%
賞詞12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ウッカリ人の誉詞ほめことばには乗れないが、同氏の言は確かに我民族の特長をげたものと思わるる。
東西相触れて (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ワイニンゲルによれば、女は、一生の間に自分に向って言われた讃辞ほめことばをことごとく覚えているものだそうだが、どうやらこれは女ばかりに限らないようだ。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
いつか学士が、あなたは天使のようだとったが、そういう褒詞ほめことばを受けて恥じなくてはならないような気はしない。今のように冷淡に傾いて来たのは、それは疲れたのである。極端に疲れたのである。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
法王とかあるいは少し目上の人に上げる書面でもむやみに立派な誉言葉ほめことばを沢山使う。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
さてわが讚詞ほめことばひて汝の心の目を光より光に移さば、汝は既に第八の光にかわきつゝあらむ 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
高見権右衛門は三百石、千場作兵衛、野村庄兵衛はかく五十石の加増を受けた。柄本又七郎へは米田監物こめだけんもつが承って組頭谷内蔵之允たにくらのすけを使者にやって、賞詞ほめことばがあった。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)