讃辞ほめことば)” の例文
旧字:讃辭
領主 嬢の美しさが銀の竪琴の音のようだとは、当意即妙の讃辞ほめことば。(と一同を見)方々もさように覚しめすか、如何でござる。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ワイニンゲルによれば、女は、一生の間に自分に向って言われた讃辞ほめことばをことごとく覚えているものだそうだが、どうやらこれは女ばかりに限らないようだ。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)