“各”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おのおの66.4%
おの/\17.3%
かく4.5%
おのお1.8%
それぞれ1.8%
めいめい1.8%
ひと0.9%
おの0.9%
みな0.9%
めい0.9%
めい/\0.9%
オノオノ0.9%
オノ/\0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼と彼の妻とは、その時、おのおのこの草屋根の上にさまようて居た彼等の瞳を、互に相手のそれの上に向けて、瞳と瞳とで会話をした——
品坐の主客はおの/\心中に昔年の事を憶ひつつも、一人としてこれを口に出さずにしまつたと云ふことも、亦想像し得られぬことは無い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
高見権右衛門は三百石、千場作兵衛、野村庄兵衛はかく五十石の加増を受けた。柄本又七郎へは米田監物こめだけんもつが承って組頭谷内蔵之允たにくらのすけを使者にやって、賞詞ほめことばがあった。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
十一歳で家族一同松山へ帰ることになったが、その間に私の家族が大芝居を見たというのは、唯このおのおの一回のみであった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
湯は二本の樋で導かれ、二の浴槽に湛えているが、質はそれぞれ違っているそうだ。温度は誂向きである。長々と手足を伸して首まで湯に漬る。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
あの決議は何時いつから実行するか、あの仕事の成績はどうであったかと、局は常にめいめい加盟国の政府に督促している。
ひとつの 木に
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)
多くは裸足はだしの儘でおのがじし校庭に遊び戯れてゐた百近い生徒は、その足を拭きも洗ひもせず、吸ひ込まれるやうに暗い屋根の下へ入つて行つた。がたがたと机や腰掛の鳴る音。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
臨海りんかい林佑りんゆう葉見泰しょうけんたい、潜渓の詩にばつして、又みな宋太史そうたいしの期望にむくいんことを孝孺に求む。孝孺は果して潜渓にそむかざりき。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
めい/\自惚うぬぼれて嬢様へは勿論、旦那や夫人おくさまの御機嫌を伺つて十分及第する気でゐるのが笑止をかしいよ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
またモイセイカは同室どうしつものにもいたつて親切しんせつで、みづつてり、ときには布團ふとんけてりして、まちから一せんづつもらつてるとか、めい/\あたらしい帽子ばうしつてるとかとふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それまでの御高札には、第一条に、忠孝文武ヲ相励ムベキコト——とあったのを、今のように、親子兄弟、相睦アイムツミ、オノオノ奉公ニ、精出スコト……と書き直して、御高札が、頬冠ほっかぶりしてしまったわけだ
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殊に諾册二神が天の御柱を𢌞りて美斗の目合をせさせ給ふ處に「伊耶那美命イザナミノミコトマヅ阿那迩夜志アナニヤシ愛袁登古エヲトコヲトノリタマヒ、ノチニ伊耶那岐命イザナキノミコト、言阿那迩夜志アナニヤシ愛袁登賣エヲトメヲトノリタマヒキオノ/\言竟之後ノリタマヒヲヘテノチニ告其妹曰ソノイモニ女人先言不良ヲミナヲトコニサキダチテフサハズトノリタマヒキ
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)