“各自”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
めいめい40.3%
てんで27.5%
めい/\9.4%
おのおの7.4%
かくじ4.7%
おの/\3.4%
てんでん3.4%
おのがじし0.7%
それぞれ0.7%
たがい0.7%
(他:3)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“各自”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻史 各国の彫刻7.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.5%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
入口で安全灯を五つともして、杖を五本用意して、それを各自めいめいに分けて、一間四方ぐらいの穴をだらだらと下りた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
各自めいめいは直接に圧迫を加えるつもりでなくとも、少くとも部落民全体に対しては、間接に立派に圧迫を加えているのであります。
融和促進 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
その頃はモウかなり戦術が開けて来たのだが、大将株が各自てんでに自由行動を取っていて軍隊なぞは有るのか無いのか解らない。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
何故といつて、聖書で見ると、どんな人間ひとだつて乗合馬車位の「罪」は、各自てんでにみんな背負しよつてるのだから。
其處そこ各自めい/\が、かの親不知おやしらず子不知こしらずなみを、巖穴いはあなげるさま
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
下宿人は大勢居るのだが、大抵各自めい/\の部屋で自炊するか、さもなくば現在のおれのやうにそとへ出て食ふのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
工場の中も荒れていてうず高く塵が積もっていたが打見たところ諸種すべての機械は各自おのおのその位置に在るらしかった。
物凄き人喰い花の怪 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
当時、すなわち永禄えいろくの頃には、備前の国は三人の大名が各自おのおの三方に割居して、互いに勢いを揮っていた。
郷介法師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
各自かくじ平生へいぜいかつしてくちにはさけ非常ひじやう佳味うまかんずるととも
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
各自かくじのどがそれを要求えうきうするのではなくて一しゆ因襲いんしふ彼等かれらにそれをひるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
我即ち曰ふ。第一の平等者びやうとうじや汝等に現はるゝや、汝等各自おの/\の愛と智とはそのおもさ等しくなりき 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
各自おの/\蝙蝠傘かうもりがさ……いはゆる洋傘パラソルとはのれないのを——いろくろいのに、もさゝないし
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もっとも総曲輪一円は、露店も各自てんでんに持場がきまって、駈出かけだしには割込めないから、この空地へ持って来たに違いない。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此の空地を斜に横ぎツて、四十人に餘る生徒が、がんが列を亂したやうになツて、各自てんでん土塊つちくれを蹴上げながら蹴散らしながら飛んで行く。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
各自おのがじしひとしにすらし妹に恋ひせぬ人に知らえず (同・二九二八)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
彼ら三人は暗夜の中に各自それぞれ光をまといながらへんぽんとして舞い踊るうち、彼らの衣裳はことごとく落ちて、ただ見る三匹の仔牛こうしほどの野狐やこが、後脚二本で土に立ち、前脚二本で拍子を取り、三叉みつまたに裂けた太い尾を肩に高々と背負ったまま奇怪の舞踏をやっている。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一流のホテルが、各自たがいにその景勝の位置を誇って、海にむかって建ち並んでいる。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
みんな血走ちはしツてゐるか、困憊つかれきツた連中れんぢうばかりで、忍諸まご/″\してゐたらあご上がらうといふもんだから、各自てん/″\油斷ゆだんも何もありやしない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
我ら各自みなみな説きおわれり。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
議事堂です、議事堂ですと、各自みんなが口々に言った。