“干”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
47.2%
32.2%
かわ5.6%
ほし4.4%
かん2.8%
おか1.1%
ぼし1.1%
もと1.1%
あずか0.6%
あづか0.6%
かわく0.6%
たづさ0.6%
ひから0.6%
ほす0.6%
をか0.6%
カワ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちらりとふりかえって、呑みかけていた盃を、うまそうにぐびぐびと呑みすと、しずかに益次郎は、かたわらの刀を引きよせた。
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
すなわち映画界で五年間の休業をしいられることは実際問題として生きながらぼしにされることと何らえらぶところはないのである。
映画界手近の問題 (新字新仮名) / 伊丹万作(著)
皺だらけな顏が白くなつた上に大粒な汗をませながら、脣のいた、齒のな口をぐやうに大きく開けて居ります。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
驟雨からからとつてるのでまぬうちからいて百姓をどうかすると五月蠅めた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
……、五、、六、の七ツの孔は、人間の五情の言葉と両性の呼吸ともいえよう。懐竹抄を読んだことがあるだろう
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔子は十二君に歴事したりといい、孟子が宣王に用いられずして梁の恵王をすも、君にうること容易なるものなり。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
可厭らしくく、不思議なる心持いまもするが、あるいは山男があまにしてえたるものならんも知れず、しからぬ事かな。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此時僧侶の間で最も忌むべき顕栄をめる念が始めてステパンの心のした。間もなくステパンは矢張都に近い或る僧院に栄転して一段高い役を勤めることを命ぜられた。
其兄弟を怒る者は(神の)審判り、又其兄弟を愚者よとう者は集議(天使の前に開かるる天の審判)に干り
此文書は何者の手に出でたか、同志のり知らぬものであつたが、其文章を推するに、例の落首などの如き悪戯ではなく、全く同志を庇護しようとしたものと見えた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
竹垣やの尻くりの花 可吟
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
先日の茶話で神戸の山下亀三郎氏が勝田蔵相にうつかり「犬馬の労を取つて欲しい」と言つたといふ事を書いた。すると、山下氏の事業にはつてゐる箕輪益夫氏から、態々正誤書が来た。
肉はび、皮びて見るかげもないが、手、胸などの巌乗さ、渋色亀裂が入つて下塗で固めたやう、だ/\目立つのは鼻筋の判然と通つて居る顔備と。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
蒙りたるも最前までか分らざりしが今はれど濡衣よしもなき身の因果と思ひ廻せば廻すほど又もの種なるを思ひ返へしてゐるから後の方より背中
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
譬へば千尋の海底に波起りて、雲霄さんとする如し。我筆いかでか此聲を畫くに足らん。あはれ此聲、人の胸より出づとは思はれず。く形あるものにへて言はんか。
又此塩の盈ちるがごと、盈ち乾よ。又此石の沈むがごと、沈みせ。かく咀いての上に置かしめき。是を以て、其兄八年の間、き萎み、病みしき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)