“驅”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
78.3%
かけ13.0%
4.3%
かたり2.2%
2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船長せんちやう一等運轉手チーフメートうしなつて、船橋せんけうあがり、くだり、後甲板こうかんぱんせ、前甲板ぜんかんぱんおどくるふて、こゑかぎりに絶叫ぜつけうした。水夫すゐふ
ちからはげしいほど拂曉ふつげうしもしろく、れがしろほどみだれてからすごと簇雲むらくもとほ西山せいざん頂巓いたゞきともなうて疾風しつぷうかけるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
足を蹈み、サキふ聲が、耳もとまで近づいて來てゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
一方で家の爲といふのをたてにすれば、一方では個人主義しゆぎ振廻ふりまはす。軈がては親は子に對つて、不孝ふかうなるやくざ者とのゝしる、子は親に對つて、無慈悲じひかたりだとどく吐く。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
お互にけの功名をする氣にならずに、多勢で手を分けて探して見るが宜い。五十も百もある千兩箱を、ふところへもたもとへも隱せるわけはないから