“驅付”の読み方と例文
新字:駆付
読み方割合
かけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時(このとき)、電光艇(でんくわうてい)は遙(はる)かの沖(おき)から海岸(かいがん)に近(ちかづ)き來(きた)り、櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)は、無事(ぶじ)に一隊(いつたい)の水兵(すいへい)と共(とも)に上陸(じやうりく)して來(き)たので、陸上(りくじやう)の一同(いちどう)は直(たゞ)ちに其處(そこ)に驅付(かけつ)けた。
二人(ふたり)は宙(ちう)飛(と)ぶ如(ごと)く驅付(かけつ)けて、喰(く)ふた喰(く)はぬは言(い)ふ丈(だ)け無益(むえき)、頓(やが)て腹(はら)も充分(じゆうぶん)になると、次(つぎ)に起(おこ)つて來(き)た問題(もんだい)は、一躰(いつたい)此(この)島(しま)は如何(いか)なる島(しま)だらう、見渡(みわた)す處(ところ)、隨分(ずいぶん)巨大(きよだい)な島(しま)の樣(やう)だが
昨夜(さくや)の大海嘯(おほつなみ)の悽(すさ)まじき光景(くわうけい)では、其(その)十二の樽(たる)の最早(もはや)一個(いつこ)も殘(のこ)つて居(を)らぬ事(こと)は分(わか)つて居(を)るが、それでも、萬(まん)に一(いち)もと思(おも)つて、吾等(われら)は心(こゝろ)も空(そら)に洞中(どうちう)の秘密造船所(ひみつざうせんじよ)の内部(ないぶ)に驅付(かけつ)けて見(み)たが