“疾驅”の読み方と例文
新字:疾駆
読み方割合
しつく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それもわづかくはからんだ晝顏ひるがほはなに一ぱいりやうそゝいではあわてゝ疾驅しつくしつゝからりとねつしたそらぬぐはれることもるのであるが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おどろくべき迅速じんそくあし空間くうかんを一直線ちよくせんに、さうしてわづか障害物しやうがいぶつであるべきこずゑすべてをしつけしつけはやしえて疾驅しつくしてるのはいまもうすぐである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれ疾驅しつくしようとして、確乎しつかゑた位置ゐちから一したとき、じやりつとその爪先つまさきつて財布さいふちた。かれかへりみたとき財布さいふは二三うしろ發見はつけんされた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)