“直線”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちよくせん60.0%
ちょくせん30.0%
すぢ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よしありましても、直線ちよくせんなどをほそんだもので、まへべた土器どきのように、曲線きよくせんだとかなはだとかむしろだとかのかたちしたものは見當みあたりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
風をきって一直線ちょくせんに手をはなれた独楽は、ゆくところまでゆくとビューッとうなりをあげて見物けんぶつの頭の上へ落下らっかしてきそうなようす。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しばしも待たぬ心はつるをはなれし矢の樣に一直線すぢにはしりて此まゝの御暇ごひを佐助に通じてお蘭さまにと申上れば、てもさてもと驚かれて、鏡を見たまへ未だ其顏色いろにて何處へ行かんとぞ
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)