直線すぢ)” の例文
しばしも待たぬ心はつるをはなれし矢の樣に一直線すぢにはしりて此まゝの御暇ごひを佐助に通じてお蘭さまにと申上れば、てもさてもと驚かれて、鏡を見たまへ未だ其顏色いろにて何處へ行かんとぞ
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)