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直線
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ちょくせん
ふりがな文庫
“
直線
(
ちょくせん
)” の例文
風をきって一
直線
(
ちょくせん
)
に手をはなれた独楽は、ゆくところまでゆくとビューッとうなりをあげて
見物
(
けんぶつ
)
の頭の上へ
落下
(
らっか
)
してきそうなようす。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ああおそくなった。
早
(
はや
)
く
帰
(
かえ
)
っておてつだいをしなければならぬ。」と
思
(
おも
)
って、
急
(
いそ
)
いで、
青
(
あお
)
い
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
を、
自分
(
じぶん
)
たちの
巣
(
す
)
の
方
(
ほう
)
に
向
(
む
)
かって、一
直線
(
ちょくせん
)
に
走
(
はし
)
ってきました。
はちとばらの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ニールスが気がついてみますと、どうやら、ガンのむれは一
直線
(
ちょくせん
)
に
進
(
すす
)
んではいないのです。みんなはスウェーデンの南部の地方を、あちこちと
飛
(
と
)
びまわっているのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
落ちていった小さな
黒点
(
こくてん
)
は、目にもとまらず
直線
(
ちょくせん
)
に
谷底
(
たにそこ
)
へ、——そして
狂
(
くる
)
った
大鷲
(
おおわし
)
は、せつな!
筒
(
つつ
)
をそろえて
釣瓶
(
つるべ
)
うちに
撃
(
う
)
ってはなした
鉄砲組
(
てっぽうぐみ
)
の
弾
(
たま
)
けむりにくるまれて、一
瞬
(
しゅん
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とつぜんそこで、クルッと
巨大
(
きょだい
)
なからだをまわしたと思うと、あッとあきれる人声をあとに、
鷲
(
わし
)
は
天目山
(
てんもくざん
)
の
方角
(
ほうがく
)
へむかって、一
直線
(
ちょくせん
)
——
弩
(
ど
)
をはなれた
鉄箭
(
てっせん
)
のように飛んでしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
線
常用漢字
小2
部首:⽷
15画
“直線”で始まる語句
直線的