“位置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いち47.6%
ゐち31.0%
ところ9.5%
ありか2.4%
ばしょ2.4%
むき2.4%
シチユエーシヨン2.4%
ロケーション2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしが半分目がめて身動きすると、かれはただきつくなった自分のうでの位置を変えた。そして自分は動かずにすわっていた。
りしの(一人坊主)は、とは正反對位置ちて、乘合をしてりてあるがために安全なるをめしめぬ。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
我今まで恋とう事たるなし。勢州四日市にて見たる美人三日眼前にちらつきたるがは額に黒痣ありてその位置白毫なばと考えしなり。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
でまたを越えなければならない路ですがね、橋から見ると山の位置は月のる方へ傾いて、かえって此処から言うと、対岸行留りの雲の上らしく見えますから
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小式部さんを括り付けた矢柄が止まっていた位置と云うのが、恰度あの人が真っ逆か吊りになる——云わば当今の時間で云う、六時の所だったのだよ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
今にも波の中へ落ち込もうとしているのを、傍の巌角にかけた隻手がやっと支えていたじゃないか、俺は吃驚して体の位置を変えたが、今度見るともう女子は見えなかった
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
弟はいつも家にゐるし、私は外にゐるので、會ふ機會が自然弟の方に多くなると云ふ、位置の上からのみ生じた、何でもない親しさだと解釋してゐた。
受験生の手記 (旧字旧仮名) / 久米正雄(著)
時間に関する観念や自分のいる位置についての観念を全く失わさせ、番号でよんで、法律でさばくという状態は、野蛮であり、資本主義の権力の非理性さである。