“ばしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
場所86.8%
場処9.9%
端折1.7%
位置0.8%
決鬪場0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みぎひだりけずったようなたかがけ、そこらじゅうには見上みあげるような常盤木ときわぎしげってり、いかにもしっとりと気分きぶんちついた場所ばしょでした。
場処ばしょもどの辺ということが土地の人にはよくわかっている。矢野※という荘園のうちで、人里ひとざとより一里ばかり離れたところだとある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
こんな所でも人間にう。じんじん端折ばしょりの頬冠ほおかむりや、赤い腰巻こしまきあねさんや、時には人間より顔の長い馬にまで逢う。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小式部さんを括り付けた矢柄が止まっていた位置ばしょと云うのが、恰度あの人が真っ逆か吊りになる——云わば当今きょうびの時間で云う、六時の所だったのだよ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
マーキュ やつぢゃ? へん、ロミオが足下おぬしやっこなものか? 何時いつ足下おぬし給服しきせせた? はて、さきって決鬪場ばしょきゃれ、ロミオも隨行ともをせう。それがやっこやくなら、ロミオは足下樣おぬしさまのお抱奴かゝへやっこぢゃ。