“腰巻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしまき66.7%
サロン11.1%
ゆもじ11.1%
サアロン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腫物はれもの一切いっさいにご利益りやくがあると近所の人に聴いた生駒いこまの石切まで一代の腰巻こしまきを持って行き、特等の祈祷きとうをしてもらった足で、南無なむ石切大明神様
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
日本にほん娼婦は浴衣ゆかたに細帯、又は半襦袢じゆばん一枚の下に馬来マレイ人のする印度更紗インドさらさの赤い腰巻サロンをして、同じ卓につて花牌はなふだもてあそんで居る者、編物をして居る者、大阪版の一休諸国物語を読んで居る者
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
一つには阿母おふくろが人並以上な気丈者で、そんな腰巻ゆもじと血糊のべっとりついたのとを見間違えるような粗忽あわて者ではないことに気がついたのでございましょう。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
エルカラとコラヴァとカスワとイラルから成る多美児タミル族が、カランダガラの山腹に、峡谷に、平原に、カラ・オヤの河べりに、白藻苔セイロン・モス潰汁かいじゅうで、和蘭更紗オランダさらさ腰巻サアロンで、腕輪で、水甕みずがめ
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)