“ゆもじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯文字60.0%
腰巻20.0%
湯巻20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水いろの湯文字ゆもじなんぞを、ちらちらさせて見せやあがる——俺だからいいが、生ぐさい坊主であって見ろ、あいつの流し目を食っちゃあ、ちょいとこらえ性が、なくなろうってもんだ——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
一つには阿母おふくろが人並以上な気丈者で、そんな腰巻ゆもじと血糊のべっとりついたのとを見間違えるような粗忽あわて者ではないことに気がついたのでございましょう。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
雨の中を紅い腰巻ゆもじでも出して通りすがりに知らせてくれたのだろうと、たいして心に留めてもいませんでした。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
湯巻ゆもじを新しく買うのを忘れたとみえ、十四、五の折、一度か二度締めた縮緬の土器かわらけ色になった短い湯巻が顕われ」た。